三連休で読んだ本『ランチのアッコちゃん』

ランチのアッコちゃん

ランチのアッコちゃん

この3連休はハードカバーの本が読みたいなということで、柚木麻子の「ランチのアッコちゃん」を購入。

ランチのアッコちゃんには4話入ってるんだけど、どの主人公も(1話、2話は同じ主人公)現状に不満を抱きつつも最後は前に進んでいくようなラストだから、読み終わりが気持ち良い。終点のあの子は、10代の女子高の話しがメイン軸になっていたから、ラストまでは少しもやもやして暗い気持ちになってしまうところもあったけど、ランチのアッコさんはそういうのがなく読める、展開もオチも分かりやすい、すごくポップな作品だと思う。さらっと読めて、元気をもらえる。こういう小説には久々に出会った気がするなあ。

特に2話の夜食のアッコちゃんはずっと明るい気持ちで読めて、ほっこりした。冬に読むとすごく温かい気持ちになれるはず。

終点のあの子に続き、今月2冊目の柚木麻子ですが、もうこのまましばらくは柚木麻子作品を読み漁ろうと思います。もっと読みたくて仕方がない。次はあまからカルテットか、けむたい後輩かなー。